Raspberry Pi と交通系ICカードを使ったポイントシステム
Suica や Pasmo などの交通系ICカードは電子マネーとしての用途以外に、最近では電子錠やタイムカードなどにも利用されるようになりました。 これらはそれぞれのカード固有の番号(ID)を使って、システムやサービスを実現しています。
一人1枚は持っているこのご時世、ICカードを使って何かシステムを作れたら夢が広がりそうです。 例えば、みんなでタッチしてポイントを貯めるとか。簡易タイムカードとして使うとか。 朝8:00までにタッチしたら2ポイント、8:30までにタッチしたら1ポイントなどと個人ごとにポイントを競い合うシステムなんてものも作れそうです。
今回は、ICカードリーダとRaspberry Piを使ってポイントシステムを制作してみます。
Raspberry Pi のセットアップ
VNCを利用したNOOBS操作
セットアップには最低でもキーボードとディスプレイが必要ですが、今回はVNCを使って、別のPCからセットアップしてみました。
NOOBSをダウンロードして、recovery.cmdline
を次のように書き換えます。
変更前
runinstaller quiet ramdisk_size=32768 root=/dev/ram0 init=/init vt.cur_default=1 elevator=deadline
変更後
runinstaller vncinstall ramdisk_size=32768 root=/dev/ram0 init=/init vt.cur_default=1 elevator=deadline
つまり、quit
を削除してvncinstall
を追加します。
参考文献
www.slideshare.net 自動インストールなどもできるそうな。
OSインストール
では、Raspberry Pi を起動し、VNCで接続してみます。
今回は、VNC ViewerでRaspberry Pi のipアドレス:5900
にアクセスします。
こんな感じでアクセスできました。
OSは、Debian系のRASPBIANではなくFedoraに近いpidoraにしました。
今回はここまで。 次回は、ICカードリーダを使う設定などを進めます。
余談
手元のノートPCからサーバマシンなど操作する需要は(個人的には)結構あって、 キーボード・ディスプレイ・マウスの3点セットをノートPC上で実現するKVMコンソールにあこがれます。 tsuchinoko.dmmlabs.com