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Windows 7 のインストールディスクに Windows Update を適用して初回のアップデートを短縮してみました

概要

Windows のインストールで時間がかかる作業のひとつに、Windows Update の適用があります。 インストールディスクの版にもよりますが、初回は 100~200 個程度の更新プログラムの適用を必要とすることも少なくありません。

今回はインストールディスクに前もって更新プログラムを適用しておくことで、初回の Windows Update を短縮できないか試しました。

具体的には、インストールイメージの wim ファイルへ更新プログラムのロールアップファイルを適用します。

実施環境

対象OS

Windows 7 Professional SP1 64bit

作業PC

更新プログラムのダウンロード

以下の更新プログラムをダウンロードします。

また、IE11へアップグレートする場合は、以下の更新プログラムをダウンロードします。

作業フォルダの準備

ダウンロードしたファイルを作業フォルダにコピーします。今回は作業フォルダをC:\tmpとしました。

今後の作業に合わせて、各ファイルを以下のフォルダへコピーします。

C:\TMP
└─update
    │  IE11-Windows6.1-x64-ja-jp.exe
    │
    ├─iepre
    │      windows6.1-kb2533623-x64_8a59ea3c7378895791e6cdca38cc2ad9e83bebff.msu
    │      windows6.1-kb2670838-x64_9f667ff60e80b64cbed2774681302baeaf0fc6a6.msu
    │      windows6.1-kb2729094-v2-x64_e1a3ecc5030a51711f558f90dd1db52e24ce074b.msu
    │      windows6.1-kb2731771-x64_98dba6673cedbc2860c76b9686e895664d463347.msu
    │      windows6.1-kb2786081-x64_dc63b04c58d952d533c40b185a8b555b50d47905.msu
    │      windows6.1-kb2834140-v2-x64_3db9d9b3dc20515bf4b164821b721402e34ad9d6.msu
    │
    ├─kb3020369
    │      windows6.1-kb3020369-x64_5393066469758e619f21731fc31ff2d109595445.msu
    │
    ├─kb3125574
    │      windows6.1-kb3125574-v4-x64_2dafb1d203c8964239af3048b5dd4b1264cd93b9.msu
    │
    ├─kb3172605
    │      windows6.1-kb3172605-x64_2bb9bc55f347eee34b1454b50c436eb6fd9301fc.msu
    │
    ├─kb3177467
    │      windows6.1-kb3177467-x64_42467e48b4cfeb44112d819f50b0557d4f9bbb2f.msu
    │
    └─kb3212646
            windows6.1-kb3212646-x64_a94cf69326099fb121cdd7daf9dfc558f740afb8.msu

Internet Explorer 11 インストールファイルの解凍

Internet Explorer 11 (IE11)のインストールファイルを wim ファイルへ統合できる形へ解凍します。

C:\tmp\update\IE11-Windows6.1-x64-ja-jp.exe /x:C:\tmp\update\ie

C:\tmp\update\ieにインストールファイルが解凍されました。

作業フォルダにWindowsインストールディスクをコピー

Windows 7 のインストールDVDを挿入し、インストールファイルをコピーします。

> robocopy /E /V /DCOPY:T /A-:R D: C:\tmp\windows

ここで、

  • D: は光学トライブのドライブ
  • C:\tmp\windowsはコピー先のディレクト

です。

更新プログラムの適用

以降の作業は、「展開およびイメージング ツール環境」を管理者権限で起動して実施します。

アップデートするwindowsを確認

Windows 7 のインストールディスクには、複数のエディションのイメージファイルが含まれています。 適用するエディションのインデックス番号を次のコマンドで確認します。

今回は Professional に適用するので、インデックス: 3であることが確認できました。

> dism /Get-WimInfo /wimFile:C:\tmp\windows\sources\install.wim

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.14393.0

イメージの詳細: C:\tmp\windows\sources\install.wim

インデックス: 1
名前: Windows 7 Home Basic
説明: Windows 7 Home Basic
サイズ: 11,681,373,841 バイト

インデックス: 2
名前: Windows 7 Home Premium
説明: Windows 7 Home Premium
サイズ: 12,194,650,761 バイト

インデックス: 3
名前: Windows 7 Professional
説明: Windows 7 Professional
サイズ: 12,096,751,107 バイト

インデックス: 4
名前: Windows 7 Ultimate
説明: Windows 7 Ultimate
サイズ: 12,259,188,245 バイト

操作は正常に完了しました。

イメージファイルのマウント

> dism /mount-wim /wimfile:C:\tmp\windows\sources\install.wim /index:3 /MountDir:C:\tmp\mount

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.14393.0

イメージをマウントしています
[==========================100.0%==========================]
操作は正常に完了しました。

更新プログラムの適用

> dism /image:C:\tmp\mount /Add-package /packagepath:C:\tmp\update\kb3020369
> dism /image:C:\tmp\mount /Add-package /packagepath:C:\tmp\update\kb3125574
> dism /image:C:\tmp\mount /Add-package /packagepath:C:\tmp\update\kb3172605
> dism /image:C:\tmp\mount /Add-package /packagepath:C:\tmp\update\kb3212646
> dism /image:C:\tmp\mount /Add-package /packagepath:C:\tmp\update\iepre
> dism /image:C:\tmp\mount /Add-package /packagepath:C:\tmp\update\ie

イメージのアンマウント

更新プログラムが正常に適用できたら、以下のコマンドで更新内容を保存します。

> dism /Unmount-Image /MountDir:C:\tmp\mount /commit

ここで、/commitは更新内容を保存する(commit)を示します。更新内容を破棄する場合は、 /discardを指定します。これは、更新が失敗した場合に、指定するとよいでしょう。

ISOファイルへ書き出し

> oscdimg -n -m -bc:\tmp\windows\boot\etfsboot.com c:\tmp\windows c:\tmp\win7_hotfixed.iso

動作確認

作成したインストールディスクを用いて、Windowsインストールを実施した結果、初回の更新プログラムは63個と大幅に減らすことができました(2017/3/26実施)。

参考文献