Mac ユーザが Fedora 23 で開発できるようになるまで。
そこに Windows マシンがあったので、 仮想環境に Linux をインストールして、Mac のときと同様の開発環境を用意してみました。
Windowsで MS-Office は使えるわ Linux コマンド使えるわで実は便利なのかもしれない。*1
作業手順
仮想環境は、VMware でも VirtualBox でも Hyper-V でもお好きなものをどうぞ。
OS のインストール
Debian でも Ubuntu でも CentOS でもいいのですが、今回は Fedora 23 にしてみました。
インストールはなんだかとっても簡単で、パッケージを指定する隙もなく、気がついたら完了していました。
アップデート
おなじみのアップデート。最近はyum
ではなく、dnf
なのですね。
sudo dnf update
日本語入力の設定
Google 日本語入力(Mozc)をインストールします。
$ sudo dnf install ibus-mozc
- 「設定」→「地域と言語」→「入力ソース」に「日本語(Mozc)」を追加。
- 「日本語」を削除(-)
- キーボードレイアウトの変更
/usr/share/ibus/component/mozc.xml
を適当なテキストエディタで開いて、<layout>
を次のように変更
<layout>jp</layout>
参考:Fedora 23 で日本語入力する【iBus】【Mozc】
ホームディレクトリ内のディレクトリ名を英語表記する
標準では、ホームディレクトリのディレクトリ名が次のように日本語で表示されます。
$ ls ~ デスクトップ ドキュメント ダウンロード ...
これだと、ターミナルで使いづらいので英語表記にします。
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
Google Chrome のインストール
標準では Firefox が入っていますが、Google のサービスをよく使うので Chrome をインストールします。
$ wget https://dl.google.com/linux/direct/google-chrome-stable_current_x86_64.rpm $ sudo dnf install ./google-chrome-stable_current_x86_64.rpm
rpm からのインストールはdnf install
で大丈夫みたいです。
Linuxbrew のインストール
Mac ユーザにはおなじみ、パッケージマネージャ Homebrew を Linux 環境でも使えるようにしたものです。
メリットは Homebrew と同じです。root 権限を必要とせずにホームディレクトリにいろいろなツールをインストールできます。
必要なパッケージのインストール
$ sudo yum groupinstall 'Development Tools' && sudo yum install curl git irb python-setuptools ruby
Linuxbrewのインストール
$ ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Linuxbrew/linuxbrew/go/install)"
.bashrc の設定
.bashrc
を適当なテキストエディタで開いて以下を追記します。
export PATH="$HOME/.linuxbrew/bin:$PATH" export MANPATH="$HOME/.linuxbrew/share/man:$MANPATH" export INFOPATH="$HOME/.linuxbrew/share/info:$INFOPATH"
最後にインストールが正しく行われたことを確認します。
$ source ~/.bashrc $ brew --version Homebrew 0.9.8 (git revision eec50; last commit 2016-04-26) Homebrew/homebrew-core N/A $ brew doctor Your system is ready to brew.
brew コマンドが使えるようになりました!これで Mac のときと同様にいろいろなパッケージを試せますね!
それでは、素敵な Linux ライフを!